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ドイツの日本人一家1

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初めての海外渡航でスイスへ行った私は、ただひとりの日本人インターン教師として、常に気の張った生活を強いられていました。ときどき日本人の生徒さんと雑談をする以外に日本語を使う機会もなく、同じ境遇の同僚もいなかったためです。留学という形をとっていたらここまで孤独な状態にはならなかったかもしれません。

ベルンの風景

日本人生徒のうち、最も仲良くなったのは高校生のNさんでした。ちょうど私がスイスへ来たのと同じ頃、彼女の一家はお父さんの転勤でフランクフルトに家を借り、Nさんがスイスの寄宿学校に入学してきたのです。

明るくてちょっと控えめで気立てのやさしいNさんは、いい意味でもっとも日本人的な少女に見えました。

そのNさんのお母さんと知り合いになったのは学園祭のとき。そのときいろいろお話ししたのがきっかけで、お母さんは「今度、ぜひいらっしゃってください」とドイツのご自宅に私を招待されました。

最初は社交辞令と受け取っていたのですが、その後、Nさんからの強い勧めもあり、その年の春休みに4、5日おじゃますることになったのです。スイスでの生活がまもなく1年を迎える頃でした。

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Nさんには妹と弟がひとりずついて、ご両親を含めた一家5人で暮らしていました。フランクフルトの家は2階建てで、じゅうぶんに快適な広さでした。

そのとき過ごした数日間は、今思えば、私のスイス滞在中、唯一“心の里帰り”を果たしたやすらぎの空間だったのです。海外の日本人家庭に足を踏み入れたのが初めてだったので、なかなか興味深いものでした。

台所には日本製の電気釜や食器類が並び、食事もほぼ毎回和食でした。テレビではドイツの放送が当然見られたはずが、そのご家庭には日本の番組が収録されたビデオが何本もあり、皆さん、それしかごらんにならなかったようです。

家族の会話は当然日本語になるので、フランクフルトにいるとは思えない「日本の家庭」の感覚でした。私もその期間、英語やドイツ語を話すことはありませんでした。ドイツにいながら日本を満喫した数日間、そのなかには、まるで関西の実家に戻ったかのような出来事もありました。

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