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外国人用カルタ作り

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スイスの寄宿学校にいたとき、「日本文化」の実技授業で私がまず取り入れたのは、自分たちでカルタを作って遊ぶという作業でした。日本語の既成のカルタなら、「あ」から順に始まる50音の文と、それに対応する絵札がありますよね。日本語を知らない外国人がそれをそのまま使うのは無理なので、独自のものを作ろうと考えたのです。

百人一首

読み札(というのでしょうか?)のほうには、50音のそれぞれで始まる簡単な単語(「り」はりんご、「て」はてがみ、というように)をひらがなとローマ字で書き、さらに、英語とドイツ語の表記も並べます。

文にすると複雑になるので、描きやすい物の単語だけにとどめます。絵札には、読み札の内容を表すりんごや手紙の絵を描き、頭文字をひらがなとローマ字で右上に大きく書きます。

最初に私がそれぞれの読み札の内容を決め、生徒たちには対応する絵札を作る作業をしてもらいます。完成までにはけっこう時間がかかるのですが、サインペンや色エンピツと使って色とりどりの絵札を描くのは楽しいらしく、わいわいがやがやと教室内は盛り上がります。

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完成したら、あとは日本語のカルタと遊び方は同じです。絵札をテーブルいっぱいに並べ、ひとりが読み札を読む役にまわります。

はじめに、りんご(Ringo)」と単語全体を、次に「Ri」と頭文字だけを発音し、ほかの生徒たちは「Ri」の頭文字のついた絵札を探します。この時点で正しい札を見つけられたらすごいです。

彼らは日本語で「りんご」といっても何だかわからないので、手がかりは「Ri」という頭文字だけだからです。そこですぐに見つからないときは、読み手がさらに、英語で「Apple」、ドイツ語で「Apfel」と発音して意味を教え、みんなはその絵が描かれた札を見つけようとします。

ここまでくると、もう、「りんご」という日本語の発音は忘れられているのですが、ゲームなので、それはそれでよしとします。

このカルタ遊びは、私の授業の中で取り入れたほか、担当するファミリー(他の教師と組んで生徒10人前後のグループをまとめる班のようなもの)の人たちとの会合の場でも行いました。小さい子たちだけが喜ぶのかと思ったら、高校生や教師たちも夢中になって札を集めようとしていました。ゲームをすると、みんな童心にかえるんですね。

授業中に製作した数種類のカルタは、これからも繰り返し使ってもらえるよう、私が学校を出るときにそのまま置いてきました。10年近くたった今、はたして使ってもらっているのでしょうか・・・。

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